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2024年9月17日(火)
★牧港と内間消防出張所の統合を検討
キンザー含む市西部地域に新施設整備計画−浦添市消防本部
 浦添市消防本部が牧港出張所(牧港5丁目)と内間出張所(内間3丁目)を統合し、市西部地域に新たな出張所の整備を検討していることが分かった。9月9日の市議会一般質問で、濱崎早人議員の質問に石原正常消防長が明らかにしたもので、返還が予定されている牧港補給地区(キャンプ・キンザー)跡地での将来的なまちづくりを見据え、用地選定や地権者への意向調査が行われる見通し。
 建設候補地は、キンザー跡地を含む市西部地域一帯で検討。両出張所を統合する新施設は、職員数が現消防本部(市前田)と同規模以上の50〜60人程度となり、はしご車や水難救助用車両など複数の緊急車両配置も想定。大規模な用地取得が必要となり、概算事業費は統合整備が約20億円、単独整備の場合は約10億円を見込んでいる。
 石原消防長は「関係部局と計画的に事業を進め、加速度的に作業進捗できるよう努める」と答弁した。
 同消防本部では、老朽化が著しい牧港出張所の建て替えを以前から検討しており、2023年3月に将来的な施設整備の方向性を示した「浦添市消防署施設整備基本構想」を策定。整備の方向性や施設規模・機能などについて協議を進めてきた。